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他の人の成功を手伝い、自分も成功する~【星の商人】書評

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星の商人/犬飼ターボ

『いくら教えてもわしの知識は減るもんじゃない。それにこうして人に恩をかければ、いずれ協力者になってくれるものだ。持っているものにしがみつくものはずっと一人ぼっちで貧しい』

 

本書は、ファンタジー風の物語で、商売をするにあたっての考え方について学ぶことが出来ます。

 

この物語では、2人の商人を目指す少年が登場し、ある日大商人である賢者から、商人として成功するための秘訣が書かれた羊皮紙を受け取ります。
一人は、その羊皮紙に書かれた内容を素直に実践し、もう一人は馬鹿馬鹿しいと、その教えを無視して自分の考える方法で商人を目指します。

 

その結果、羊皮紙の内容を守った少年、主人公レキは、商人として成功することが出来たが、教えを無視した少年は、犯罪に手を染めてしまうという結末になってしまいます。

共存の世界、競争の世界

この世界は、共存の世界と競争の世界、この2つの見方が存在します。

共存の世界とは、この世の富は限られたものではなく、無限のものであると考える。
競争の世界とは、この世の富は限られており、奪い合うしかないと考える。

 

そのどちらが正しいかではなく、自分が信じた世界が真実の世界となります。
そのどちらを選んだとしても、人生の責任は自分でとるしかない。

 

本書の主人公レキは、共存の世界を選びました。

他の成功は己の成功

共存の世界で成功するためには、どういう事をする必要があるのでしょうか。
その一番最初の教えとして羊皮紙に出てくるのが、『他の成功は己の成功』という考え方です。
どういうことかというと、他の人の成功を助けると自分も成功するという事。

 

それは、他の人の仕事を手伝うことであったり、人にアドバイスをすることだったりします。

成功者にふさわしきものを選べ

他の人の成功とは言っても、”他”とは誰の事を指すのか分かりませんよね。
この教えの他の人とは、成功者にふさわしい人、誰でもいいわけではなくて、相手を選ぶことが大切なんです。

 

成功者にふさわしくない人、例えば他人を不幸にする人だったり、そういう人の手助けをしてはならない。

その者の成功を知れ

他の人を成功を助けることで、自分が成功できる。そして、他の人とは成功者にふさわしい人であることが分かりました。
次に必要になるのは、相手が望んでいる成功を知ること、です。

ただ成功といっても、それが何を示しているのかが分かりません。


人によって成功の定義は異なるし、例えばお金持ちになることだったり、自分が成し遂げたいことを達成することが成功であるかもしれません。

 

その人の成功を知ることで、どのような手助けをすればいいのか分かるようになります。

仕組みで分かち合う

他の人の成功を手伝い、自分自身も成功できたのであれば、他の人を応援すると自分も成功する仕組みを作って、それを広げることで大商人へとなれる。

 

独り占めするのではなくて、応援しあって成功を分かち合うことが大切であると。

まとめ

今回は、商売をするうえで非常に大切な考え方について学ぶことが出来ました。

 

本書は、ページ数も多くなく、ファンタジー小説としても読みやすいので、短時間で一気に読むことが出来ます。

だからと言って内容が薄いわけではなく、重要なエッセンスが上手く織り込まれていて、定期的に読み返したくなるような本です。