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起業に役立つビジネス書の書評ブログです。

心のマネジメントについて学ぶ!~【TREASURE/成功者からの贈り物】書評

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『TREASURE/成功者からの贈り物』

 

『成功するという事は、成功する自分になるという事だ。だから方法よりも考え方のほうがずっと大切だし、考え方よりもあり方のほうが大切なんだよ』

 

本書の内容を簡単に紹介すると、とある飲食業界の企業で営業部長をしている主人公が、独立起業を支援している弓池と出会い、教えを受けることに。
そして、サラリーマンを辞め、独立準備、独立後と様々な困難を乗り越えながら、居酒屋経営を成功させていく…という感じです。

 

本書は、”お客様の満足を超えた感動サービス”と”部下に対する心のマネジメント”をテーマに、実話をもとにしたストーリーで、経営についての知識を深めることが出来ます。

 

それでは、僕が本書から学んだ点についてまとめていきます。

起業前にサラリーマンで学んでおくこと

大学生で起業すべきか、しないべきか、という議論を聞いたことがあるのですが、どちらもメリット、デメリットがあるので、一概にどちらがいいとは言えないと思います。

 

本書では、サラリーマンで起業前に経験しておくことで、役に立つこととして以下の4つの事を上げています。


①対課題…仕事を段取りして実行すること
②対他人…他人と上手にコミュニケーションが取れること
③対自分…自分の強みを知り、それを生かすこと
④ビジネスモデル…利益が出せるビジネスモデルを知っていること

 

また、それだけでなくて、サラリーマンとして管理職を経験するメリットも上げています。


普通、管理職といえば、責任やストレスが大きくなるのに対して、給料はそれほど増えるわけではないので、損な役割だと思われがち。
しかし、部下を持つという経験は大きくて、業務を振り分けたり、自分でやる必要のないことを人に委任したりする経験ができる。


部下を持ったことのない人が起業すると、人を使うという発想自体が出てこない場合もある、と。

人は人生で同じパターンを繰り返している

成功するためには、①あきらめ②快楽③社会適応④自分軸⑤バランス⑥ビジョン⑦ミッション、という7つの段階があり、人はそれぞれの段階のどこかにいます。


成功の段階を登ろうとしたときに、壁にぶつかって挫折すると、なじんだ段階まで下りていく。

これが、人生で同じような失敗を繰り返す原因であり、過去を振り返ってみると、同じ失敗を、同じパターンで繰り返していることに気づく。


例えば、会社の上司との関係が上手くいかないことだったり、自分の意見を言えず流されてしまう事だったり。

そういう失敗のパターンを克服することで、人は成長していきます。


成長のポイントは、繰り返しているパターンから抜け出せばいいので、パターンが分かれば、原因が分かります。

何も分からない状態で、壁にぶつかっても、同じ失敗を繰り返してしまうでしょうが…
原因が分かれば、その原因を解決するための方法も思い浮かびますよね。

私は何を学ぶためにこの出来事を体験しているのだろうか?

困ったことが起きたとき、それをどう捉えるかで、成功するか否か、チームが成功するか否か、左右されてしまいます。

単にポジティブシンキングになればいいのではないです。


ポジティブシンキングにも限界があり、行き過ぎれば楽観主義者になるし、完全にマイナスな感情を切り離してしまうと、マイナス感情を持つ人に対して、嫌悪感を感じるようになります。
これは、自分自身のいやな部分を見ないようにしているから。

 

そこで、ポジティブシンキングより役に立つのが、『私は何を学ぶためにこの出来事を体験しているのだろうか?』という考えです。

自分自身が困難なことに遭遇した時、不幸が起こったのではなく、自分が常に成長するために最適な出来事を引き寄せている、と考えます。


そうすることで、すべての体験を選んでいるのは自分だという認識が育つようになっていきます。

人は思われている通りに行動する

人は、他人から思われている通りに行動する。
例えば、『いつも笑顔が素敵だよね』と言われていれば、その人は笑顔になるだろうし、『いつも怒っているよね』と言われれば、年中しかめっ面になってしまいます。

 

そして、ある行動をとった直後に褒めるとその行動をもっとするようになります。

 

ほめ方には3パターンあり、1つは『あなたは〇〇が素敵ですよね』という”あなたバージョン”で、これは相手がそう思っていなければ、かえって不快にさせてしまうことも…。
2つめは、『私はあなたの〇〇のおかげでうれしい気分です』という”私バージョン”で、これは褒めたほうが勝手に思っていることなので、相手も悪くは思うことはありません。
3つめは、その両方を使った”私たちバージョン”で、これが最大のほめ方になるとのことです。

サービスの学び

サービスの質を高めたかったら、小さい我慢をどんどん潰すことが必要です。

 

我慢とは何かというと、例えば言うまでもない小さな不満、取り皿が少なかったり、注文したいのに店員が忙しそうにしていたり。
これらが積み重なると、もてなされていないと感じてしまいます。

改善すべき不満、すべきでない不満

お客様の不満にも、改善すべきものと、改善するべきではないことがあります。


改善すべきことは、注文した料理が来ないとか、全く違う料理が運ばれてしまったりとか、こういったものはゼロにしていかなければいけない。

 

改善しないべきなのは、値段が高いとか、いつも席がいっぱいだとか、そういったもの自体に高い価値を感じるような、価値のある不満は放っておいてもいい。

基本のサービス+サプライズが特別なお店であると印象付ける

基本のサービスをクリアするだけでも、お客様は気持ちよく過ごすことが出来る。
さらに、特別な店へと昇華するためには、サプライズをしていく。

 

例えば、何気ない普段の会話でお客様の誕生日を覚えていて、来店したときに、さりげなくお祝いする。


こういったことをされたお客様は、間違いなく感動する。

コミュニケーションには2種類ある

コミュニケーションには、対立する、向き合うの2種類がある。

 

対立するというのは、お互いの主張をぶつけ合う事。
当然、同じ価値観を持っていない者同士であるのだから、お互いが正しいと感じていて、分かりあうことはあまりなく、どちらかが引き下がることでしか解決しないことが多い。

 

それに対して、向き合うというのは、目的地を見つめながら話し合う事。
どんな目的地を目指そうか、どうやって実現させようか、と。


共通の目的地を見ていれば、そこに至る過程はたいして重要ではないことに気が付く。

 まとめ

さて、本書で学んだことをまとめてみました。

 

 僕が、本書で一番印象に残ったのは、同じパターンを繰り返すという部分です。

自分自身の過去を振り返ってみると、失敗には同じような共通のパターンが確かにあることに驚きました。

 

こういう、自分の上手くいかなかった原因を知ることが出来るのは、読書をすることで得られるメリットの一つだと思います。

なかなか自分では気が付くことが出来ませんからね。